《レッスンレポート》

結婚披露宴スピーチ

今回の個人レッスンは、50代の男性経営者。ご自身の会社の男性社員がご結婚されることになり、主賓祝辞を依頼されました。経営者の方はどなたでも、社員の結婚披露宴で祝辞や乾杯発声を頼まれる可能性がありますね。そうなってから困る方は多いようです。

今回の社長さんは、普段はとってもおしゃべり上手なのですが、あらたまった場になると苦手、ということでご依頼をいただき、2回のレッスンを行いました。

まずは事前にご自分で原稿を書いていただき、1回目のレッスン(90分間)を行いました。基本的な、人前で話す時の注意点から結婚披露宴で気をつけることなどをレクチャーした後、原稿を読みながら練習していきました。練習していきながら原稿も訂正を繰り返してどんどん内容が変わっていきました。2回目のレッスン(90分間)では、1回目で直した原稿を仕上げてきていただき練習しました。ご自分のスマートフォンで録音や録画をして、客観的に自分を見ていただきながら練習をしました。

後日、「無事に終了しました! 皆からも、よかったよ〜と言ってもらえました」という報告をいただいてとても嬉しかったです。

 

今回のレッスンポイント

とてもいいキャラクターの持ち主でありながら、始めはご自分でそれを消してしまっていました。最初の原稿には、ご自分が思ってもいないこと、どこかの誰かから引っ張ってきた言葉と言い回し、これを言っておかなければいけない(という思い込み)がふんだんに書かれていました。それがゆえに思いが伝わらず、しかもカミカミになってしまっていました。ですから、原稿をガシガシ書き直して、完全オリジナル原稿が出来上がりました。「言うこと」が決まったら、あとは「表現」です。目線の位置や体の動き、声の飛ばし方を練習して、とても上手になりました。

結婚披露宴の特徴

結婚披露宴に招待された際、出番がある可能性は「主賓祝辞」「乾杯発声」「お祝いのスピーチ」「余興」などです。これらはそれぞれにその目的と求められる役割が違います。

結婚披露宴は様々な「会」や「宴」のなかでも変わった特徴があります。その特徴のひとつは、主役がひとりではないこと。もちろん新郎新婦が主役なのですが、場面や立ち位置によっては 主役が変わるのです。そしてとてもデリケート。空気が読めない上司・・・になってしまわないように、きちんと準備、練習をして臨みましょう。

4月、5月は結婚披露宴が多いシーズンです。祝辞を頼まれたけれど、何をどうしたらいのかわからない!!という方はお声掛けください。レッスンしましょう♪