《レッスンレポート》経営者異業種交流会

勉強会の主催者挨拶

今回のパーソナルレッスン受講者は、40代の男性経営者。所属されている経営者の異業種交流会で開催される勉強会で、主催者側として挨拶をするという大役を任せられました。この方は何度か私の個人レッスンを受けてくださっているのですが、今回が一番良い出来でした。実は、レッスンの時すでに「ああ、今回はとても良い挨拶になる」とわかったのです。なぜかと言うと、準備がしっかり出来ていたからです。

個人レッスンで、すでに人前で喋る予定がある方は、原稿を書いてレッスンに持ってきていただきます。その原稿をもとに練習をするのですが、まずは、文章になっている原稿を練習用の原稿に作り変えます。この方は何度かレッスンを受けられているので、この一連の流れをご存じで、練習用の原稿に作り変えるところまでをご自分で準備して来られたのです。

今まで、原稿を作らずにレッスンに来られて、原稿作るだけで時間を使ってしまった、ということもありましたが、今回は事前準備が完璧だったわけです。ですから、『ああ、これは本番もうまくいくだろう』と確信しました。

自分で原稿を書き、読み直し、練習用の原稿に作り変えるという作業をしているうちに、自分が本当に言いたいことなのかを自分で整理できていきます。これができているか否かで、練習の質がグンと良くなります。そうなれば当然、本番の質も良くなります。無駄にアガることなく、無駄に噛むこともなく、ご自分の思いをしっかりと伝えられた素晴らしいご挨拶となりました。