《レッスンレポート》男性経営者

スピーチレッスン

40代男性経営者がスピーチレッスン6回コースを受講してくださいました。もともと司会や研修の仕事でご一緒させていただいたことがありましたが、ご自身が今後人前でお話をなさる機会が増えそう、ということでお申し込みいただきました。もともと社内だけでなく業界団体などでも人前でお話される機会がありそのご様子を拝見したこともあったので、どのくらいのレベルかは存じ上げていました。よく通るハッキリした声で堂々とお話しされているという印象でした。

課題としては、少しだけ滑舌がスムーズにいかない時があり、大事な言葉を噛んでしまうことがありもったいないな、ということでした。この方の特徴としては『か行』が苦手で少し言い難い、最も伝えたい言葉が滑ってしまったりしました。ここを、ゆっくりハッキリ口を開けて発音することを繰り返し練習しました。

話す内容としては、それなりのお立場なので、ついつい「このくらい言っておかないと」という綺麗な言葉が並んでしまいました。もちろん言わなければならないことは言わなければなりません。しかし、それだけでは思いが伝わりません。本当な何をどうしたいのか、それはなぜか・・・。様々な角度からお話しを伺っていくうちに、本当に求めていたものが何なのかが見えてきます。それをスピーチ原稿に書くのです。こうして出来上がったスピーチは、他の誰のものでもない、ご本人にしか話せないものになります。

今回はコロナウイルスの影響で、会合を開催できないかもしれないという時期でしたので、オンラインでカメラに向かって話すという想定でも練習をしました。伝える思いは変わりませんが、表情や動き、目線の配り方などはリアルとカメラでは変えた方が良いです。これからの可能性に向けても練習できた良い機会となりました。