経営計画発表会での社長スピーチ
今回の受講は、50代男性経営者。複数社を擁するのグループ会社の代表で、企業の歴史も間もなく70年という立派な会社です。１ケ月後に迫った経営計画発表会で、70周年に向けた中期計画を発表なさるということで、全部で３回のレッスンを受けられました。細かな計画は、各部署の長から発表されますが、社長のスピーチは理念に基づいた今後の目指すビジョンです。
社長の思いの温度が高くなければ、現場の社員まで思いは届きませんし、思いだけがあっても、伝える術がなければ伝わりません。この方はとにかく、人前で話すことが嫌で嫌で仕方がない、とのことでした。しかし、大きな会社の社長であれば、そうも言っていられません。よくあることなのですが、自分は人前で話すことが苦手だと「思い込んでいる」。実際にこの方も練習してみると、そんなにヒドくない・・・というか、ちゃんと話せています。自己評価と他者からの評価に解離があるようでした。
自信と技術の両方を身につけていただけるよう、何度も繰り返し繰り返しの練習を行いました。優秀な経営者の方は、レッスンの時間だけでなく自分でも練習なさいます。原稿もきちんと仕上げて来られます。目的に向かって逆算してやるべきことをやるという姿勢は、私も見習うものがありました。
きっと、この先70周年に向けて、社員の皆さんと共に目指すビジョンに向かってますます高みを目指していかれることと思います。
