《研修》建設業企業

幹部研修

5月8日と13日の2日間にわたり、建設業の企業にて研修を行いました。この研修は先月2日間に渡り行った、入社1年未満若手新入社員4名を対象とした研修を受けての幹部対象研修です。新入社員の皆さんには『主体的に学び行動し、チームの中で長所を活かす』というテーマで行いましたが、これを受けて幹部の皆さんのテーマは『長所を活かした人材育成』として行いました。

このパターンは大変良いやり方だと思います。社内で学ばなくて良い立ち位置の人などはいませんが、階層によって学べきことや必要なスキルは違います。先に若手社員の研修を行った時の各々の特徴や研修中の反応など様子などを報告しながら幹部の皆さんに今後の指導や教育について考えていただきます。

採用の失敗は教育では補えない、ということは確かに真実だと私も思いますし自分も経験しましたが、今いる社員をいかに適材適所で活かしていくかは、社長を始めとする幹部や上司の手腕にかかっています。人の短所を見つけることは簡単ですが、長所を見つけるのは難しいですが、これも思考を変えるだけ。長所と短所は同じものですので、その人が持っている特徴です。その特徴をどの角度から見てどのような言葉で表現するかで「長所」になるか「短所」になるかが変わります。

人を育てるのは時間がかかりますが、それぞれの長所を活かした人材育成をすることが、上司の皆さん自身の成長にも繋がりますので、根気よくがんばっていただきたいと思います。