《研修》幼稚園・保育園の先生

マナー研修

3月末、幼稚園・保育園の先生に向けて研修を行いました。2日間にわたって行われる新人研修の一コマで、マナーを担当しました。受講者は、学校を卒業してこれから新しく園に勤める方と、1年目というまだキャリアの浅い先生達です。ほぼ新社会人ですから、思わぬことを知りません。ビジネスマナーの中でも基本中の基本をお伝えしました。マナー研修で大切なことは、在り方とやり方の両方。基本的な在り方はビジネスに限らずどんなマナーでも根本は同じですから、ここが腑に落ちれば飲み込みも早いです。

そして、マナー研修で必ずお伝えすることのひとつが「守破離」という概念。まずは型どおりにやること。そこから自分なりのアレンジができるようになり、やがて自分だけのオリジナリティが出来上がります。この順番は真理であり、すっ飛ばしてしまうと上達しません。それこそいつまで経っても臨機応変に対応することができず、結局自分が苦労します。

また、今回は主催者様のご要望で、全体的に厳しめに行いました。普段の研修は楽しく笑いながら・・・という雰囲気なのですが、少しピリリとした空気感が私にも新鮮でした。自分の子どもでもおかしくない年頃の皆さんが真剣に受講してくださるので、こちらも全力です。

彼らは職種柄、名刺交換をしたり得意先に訪問したりといういわゆる営業職に必要な動きはほぼないと思います。しかし、なぜ名刺交換をする時はこうするんだろう、お客様の会社を訪問する時はなぜこうしてはいけないんだろう、といった意味がわかれば、それは必ず自分の業務に活きてきます。研修で学んだことを、これからの社会人生活における実際の仕事の現場で実践して、自分のものにしていっていただきたいと思います。