セミナーでの話し方
今回は50代の女性経営者。不動産関係の会社を経営されています。お父様から継承され、質の良いお客様に恵まれていらっしゃいます。見た目や声質、話し方も大変柔らかく優しい雰囲気なので、高齢者の方からの信頼が厚いようです。その特徴を活かし、優しく穏やかなイメージでレッスンを行いました。
今後は、セミナーも開催していきたいという計画がおありのようで、今回が初めての開催です。とにかくどうしていいのやらわからない・・・ということでお声掛けをいただきました。
セミナーでパワーポイントなどのデータをスクリーンに投影しながら話す場合、一番ありがちなのは、スクリーンばかり見て話してしまうこと。人前で話すことに慣れていない人ほどそうなります。聴衆の方を見て、誰かと目が合ってしまうとどうしていいのかわからないので、無意識に視線を避けてスクリーンばかりを見てしまいます。お気持ちはよくよくわかりますが、それでは思いは伝わりません。スクリーンの中に、貴方の思いを伝えたい相手はいません。思いを伝えるのは、目の前にいる人たちです。「誰に言ってんですか???」という状態です。
そのような目線の動きから、声の出し方、効果的なマイクの持ち方、伝えるべき内容の構成、などなどを学んでいただきました。初めは『何をどうして良いのやら・・・』と途方に暮れていらっしゃいましたが、レッスンが終わる頃には、『これなら何とかやれそうだ』と自信を持っていただけたようです。
人前で話すことが苦手だと思い込んでいる理由は『何を話すか決まっていない』『どう話すか知らない』だけです。ここがわかれば、ご自分でもポイントを抑えた練習が出来ますね。今以上に、信頼と安心でお客様の為にお仕事をしていかれることと思います。