《講演》愛知県内の中学校にて

中学2年生向け「コミュニケーション」の授業

2021年9月9日、愛知県一宮市立浅井中学校にお邪魔してきました。浅井中学校は2回目の訪問です。前回は中学3年生に向けて、話し方の講演をさせていただきました。今回は中学2年生の全生徒に向けて、なぜコミュニケーションが必要なのか、というお話をさせていただきました。

中学2年生は一番微妙な年頃だと思います。1年生はついこの間まで小学生だったのでまだ幼さが残っていますし、3年生は次の高校生に向けて心身共に大人に近づいています。しかし、真ん中の2年生はとても中途半端。彼らは自分自身で中途半端さを一番実感しています。その中途半端さを持て余し、自分の中でうまく折り合いがつけられないのです。

私は自分が中学2年生の時、楽しかった記憶は一つもありません。常に不機嫌で常に常に孤独でした。それは私の性格もあったのでしょうが、他者とうまくコミュニケーションを取れないことで同じようにモヤモヤした思いをしたり不安を感じたりしている彼らに向けで「大丈夫だよ」という思いを伝えたくてお話させていただきました。皆、シャイで斜に構えてはいましたがしっかり聴いてくださって嬉しかったです。さらに最後には、生徒会長がお礼のご挨拶をしてくださったのですが、女子生徒だったこともちょっぴり嬉しかったです。

ベテランの校長先生も「2年生が一番難しい」とおっしゃいました。ご自身も2年生の担任だった時が一番うまくいかなかったと。そんなデリケートな年頃の彼らと、彼らを見守る先生たちのお役に少しでも立てれば嬉しいです。今後も学校講演は積極的に行っていきたいと思います。